コアンダ効果の理科実験

風船が結んでいないのに、なぜ空中で浮かび続けるのか。
あすかサイエンスラボの理科実験の授業中、子どもたちの前に突然現れた“奇妙な風船”が、空間の空気を一瞬で変えました。
扇風機から吹き出す風に乗った風船は、まるで意志を持っているかのように宙にとどまり、逃げもせず、落ちもせず、ふわふわと安定して浮き続ける――。
小学生たちは「なんで落ちないの!?」「魔法みたい!」と驚き、テンションは一気に最高潮に。
コアンダ効果とは何か
この不思議な現象をつくっているのが、流体力学の基本原理のひとつである コアンダ効果。
空気の流れが物体の表面に沿って曲がる性質によって、風船は風の“カーテン”に吸い寄せられ、空中で安定し続けます。
風船が風に吸い寄せられるメカニズム
• 空気は曲面に沿って流れる
• 風が風船の表面に沿う
• 風船が風の中心に引き寄せられて安定
という、シンプルなのに奥が深い仕組みです。
子どもたちの驚きが学びに変わる瞬間
実験が進むにつれ、小学生たちは “見るだけ” では満足できなくなりました。
「2個なら浮く?」「3個は?」「もっと増やせる?」
この瞬間、ただの観察が “自分で疑問をつくり、検証する科学探究” に変化。
教室全体が研究室のような熱量に包まれ、科学の面白さが一気に開花しました。
体験が科学リテラシーを育てる
風船が宙にとどまるこの光景は、教科書だけでは絶対に得られません。
自分の眼で見て、実際に手で試し、仮説を立て、検証し、驚く。
その積み重ねこそが、子どもたちの科学的思考力を静かに、しかし確実に鍛えていきます。
本記事で解説する内容
この記事では、以下の内容を深掘りしていきます。
1. コアンダ効果の原理
2. 風だけで風船が浮く理由
3. 小学生でも安全にできる実験手順
4. 複数の風船を使った応用実験
「子どもが夢中になる理科実験を知りたい」
「風で浮く風船の仕組みを説明できるようになりたい」
そんな先生や保護者に向けた、実践的で価値ある内容です。
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