
大谷翔平選手が、試合後に韓国代表の選手団へ一礼して敬意を示した場面が話題になりました。
勝負の世界では、勝った側が歓喜に沸くのが普通です。しかし大谷選手は、敗れた相手の努力を静かに讃えました。
この姿には、日本人が古くから大切にしてきた「惻隠の情」が表れているように感じます。
惻隠の情とは、他人の苦しみや悲しみに自然と心を寄せる思いやりの心です。
受験の世界でも同じことが言えるでしょう。
合格発表の日、喜びと同時に、残念な結果となった友人がいるかもしれません。
そのとき、ただ自分の喜びだけに浸るのではなく、
「一緒に頑張ってきた仲間がいた」という気持ちを忘れないこと。
そうした他者を思いやる心こそが、人としての本当の価値ではないでしょうか。
試験の結果は人生の一つの通過点に過ぎません。
しかし、人としての品格は、その先の人生をずっと支えてくれるものです。


