中高一貫校1・2年生 親子セミナーを開催しました

中学受験

―「中だるみ」を防ぐために、この冬からやるべきこと ―

中高一貫校に通う中学1年生・2年生は、どうしても中だるみが起こりやすい時期です。

高校受験がないため、目先の明確なゴールが見えにくく、

   •   勉強量が徐々に減る

   •   定期テスト前だけの学習になる

   •   「まだ大丈夫」という油断が生まれる

こうした状態に陥りがちです。

しかし、この時期の過ごし方次第で、

中高一貫校に進学したメリットを活かせるかどうかが決まる

と言っても過言ではありません。

中高一貫校の「中だるみ」が危険な理由

中高一貫校は、本来

   •   高校受験に縛られず

   •   早い段階から思考力・応用力を育て

   •   大学受験を見据えた学習ができる

という、大きなアドバンテージがあります。

ところが、中1・中2で学習習慣が緩むと、

   •   中3以降に一気に課題量が増えて対応できない

   •   成績が下がってから立て直そうとしても時間が足りない

   •   内部進学やコース分けで不利になる

といった状況になりやすくなります。

「受験がない=安心」ではありません。むしろ逆です。

親子セミナーでお伝えしたこと

今回の親子セミナーでは、

「勉強しなさい」という精神論は一切使っていません。

お伝えしたのは、主に次の3点です。

1.今の成績より「学習の中身」を見る

点数だけで一喜一憂せず、

理解が浅い単元・放置されている分野を親子で共有すること。

2.中1・中2の学習が大学受験にどうつながるか

今やっている勉強が、

数年後の大学受験とどう連動しているのかを具体的に説明しました。

ゴールを知ることで、勉強の意味が変わります。

3.この冬から何をすべきか

冬は、

   •   生活リズムを整え

   •   学習習慣を再構築し

   •   理解不足を一気に埋める

最後のチャンスです。

やるべきことを「量」ではなく「優先順位」で整理しました。

親子で考えることの意味

中高一貫校生の場合、

親が不安、子どもは楽観的という構図が非常に多く見られます。

だからこそ、

同じ情報を親子で共有し、

同じ方向を向いてスタートすることが重要です。

今回のセミナーは、

「管理」ではなく「理解」から始めるための時間でした。

この冬の過ごし方が、6年後を決めます

中高一貫校に入ったこと自体がゴールではありません。

その環境をどう使うかで結果は大きく変わります。

中1・中2のこの冬、

一度立ち止まって学習を見直すこと。

それが、将来の大きな差につながります。

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