あすか会式読書指導士勉強会

あすか会式読書指導
勉強会の様子
著書

世界最大級のダムを築いた技術者・八田與一先生の志に学ぶ

先日、あすか会式読書指導士の有資格者による勉強会を開催しました。

今回は特別に、

八田與一 先生に関する著書を執筆されている先生をお招きし、たいへん貴重なお話を伺うことができました。

読書指導を実践する私たちにとって、「人物から学ぶ教育」は欠かすことのできない柱の一つです。今回の勉強会は、その原点を改めて見つめ直す時間となりました。

台湾の大地を変えた一人の技術者

八田與一先生は、1930年、台湾南部に

烏山頭ダム

という当時として世界最大級の農業用ダムを完成させました。

しかしこの偉業は、単なる土木工事ではありません。

当時の台湾南部は、

   •   雨が少ない

   •   水が不足する

   •   農業が安定しない

という厳しい土地でした。

そこに安定した水を届けることで、

不毛の大地が穀倉地帯へと生まれ変わったのです。

まさに地域の運命を変えた仕事でした。

技術だけではなく「人のための仕事」

先生のお話の中で特に印象的だったのは、

八田先生が「工事を完成させる人」ではなく

人の未来をつくる人だったという点です。

八田先生は、

現地の人々と同じ生活をし

現場に住み

命を守る工事を優先し

働く人を大切にし続けました

だからこそ現在でも台湾では

「水の恩人」

として深く尊敬されています。

外国人技術者が今なお地域で慰霊され続けている例は、世界的にも極めて珍しいものです。

日本ではあまり知られていない人物

興味深いことに、

八田與一先生は日本の教科書にはほとんど登場しません。

しかし台湾では、

地域開発の歴史を語る人物として教科書にも紹介されています。

つまり、

日本人が忘れかけている日本人を、台湾の人々が覚えていてくださる

という特別な存在なのです。

読書指導が育てたい人物像とは

あすか会式読書指導が目指しているのは、

単に文章が読める子どもではありません。

人物の志に触れ

歴史に学び

社会に役立つ人間へ成長する

そのような学びです。

今回の勉強会を通して、

読書とは知識を増やすためだけのものではなく

人生の方向を決める力になるもの

であることを改めて実感しました。

志は時代を越えて受け継がれる

八田與一先生の仕事は、

約100年経った今でも台湾の農業を支え続けています。

本当に価値のある仕事とは、

時間を越えて人を支え続けるものなのだと感じます。

これからも、あすか会式読書指導を通して、

志ある人物に学び

志ある子どもを育てていきたいと思います 📘✨

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