私は今回の受験を通して、改めて人々の支えが無ければ何もできないと思った。 私は都立の受験勉強を始めたのが6年生と周りより遅かった。 そのため、受験コースに入る前は不安でいっぱいで泣いていた。 はじめたきっかけが、受験して行きたい学校に行けた兄が毎日楽しそうでうらやましかったのと、南多摩が何となく楽しそうという理由だったので、「受かったら良いな」程度ではじめた。 しばらくたって、はじめての対抗戦があった。 その時はまだ先生の授業を十分に聞いていない私が1位になった。 その時、「私にも出来るんだ」と思った。 実力があるなら、かけてみる価値があると思い、この1年の生活にかけることにした。 すると、辛そうだと思っていた受験勉強がとても楽しく感じ、もっとやりたいと思うようになっていた。 夏休みに過去問を解くと、20点、30点台ばかり出していて、競争心の強い私は、自分のレベルの低さにいらついた。 ただ、もっとレベルを上げたいという気持ちと楽しいという気持ちが合わさり、勉強量が倍以上になり、レベルもどんどん上がっていった。 私のレベルが上がってくると、カリスマ先生に「文句無し」と言われたり、花丸をつけてもらえたこともあり、とても嬉しく、さらに上げようとした。 すると、80点、90点台を多く出し、100点も何度か出せた。 受験当日、緊張して手が震えた。 書くのが遅くなり、最後まで書く事ができなかった。 しかし、先生に毎回のように言われた、「ケアレスミスをどれだけ減らせるか」ということを、とにかく意識したために合格出来た。 私は自分でも、ここまで一生懸命に取り組んだことはないと思う。 しかし、ここまで来れたのは、周りの人の支えがあったからだ。 受験をさせてくれた親や祖父母、勉強を教えてくれたカリスマ先生。 復習を手伝ってくれた兄、アドバイスしてくれた今までの塾の先輩方。 相談にのってくれたクラスメイトや学校の先生。 精神面を支えてくれた民子先生。 その他にも様々な方の協力があってここまで来れた。 その方々の協力が無ければ、合格は出来なかっただろう。私は今、感謝の気持ちでいっぱいだ。 本当にありがとう。 私は合格した実感がまだない。 しかし、応えんしてくれた方々の期待を裏切らない様、一生懸命、そして楽しく中学校生活を送って行きたい。 |